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徐々に暖かくなってきますね。 春です。 冬の寒さから解放されて、手足を思いっきり伸ばしたくなります。 布団とか干して、日光の恩恵にあずかりたい!!!! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() カミュの戯曲、『誤解』に出てくるマルタ? マリヤ? ど忘れしましたが、陰鬱な気候の土地から抜け出し、燦燦とふりそそぐ太陽の光あふれる土地への移住を熱望する人物が出てきました。 ちょっと気持ち、分かります。 でも、あれって殺人まで犯してしまうんですよね 。それはちょっと・・・・。 最近、重松清の本をたてつづけに読んでます。 毎度の本屋通いの日々の中で、何度も目にしてましたが、なぜか手に取らなかった重松清。 一番キツそうな『疾走』を買いました。 3日そこらで読了。 忙しい中でしたが、睡眠時間を削って読みました。 問題作、になるんでしょうか・・・。 重松清は、ありふれた日常の断片を切り取り人間の温かさを再発見させてくれる作家、と勝手に位置づけていましたが、見事に裏切られました。 気になって『定年ゴジラ』を買いましたが、これは予想通りの小説でした。(悪いという意味ではありません。先入観のまま、という意味だけです。) 『疾走』が特別なんでしょうか? 少年シュウジの痛めつけられる日々を残酷なほどに描くこの小説、作者の思いが心音を聴くように伝わってきます。 Amazonのレヴューだったでしょうか、『重松清はこれを書かずにいられなかったのでは』という意見に賛成です。 そういえば、最近『心にナイフを忍ばせて』の作者が徹子の部屋に出演したんでしたよね? 酒鬼薔薇事件が起きた後、これに似た過去の少年犯罪の取材することで、酒鬼薔薇事件を捉えなおそうという意図から書かれたルポルタージュだったように思います。 『疾走』を読んで間もないこの時に、『心にナイフを忍ばせて』を思い出させるようなことが起きるなんて、ユングの共時性を意識しないでもありません。 『疾走』では何度か殺人が起こります。 人間の業と言ったらいいのか、そんなものを思わずにはいられません。 『疾走』で描かれるような絶望的な世界は、現代の日本と地続きです。 ラストにさす一筋の光明が、同様に地続きだと願わずにはいられません。 一方で、「そんな考えは甘い」と冷水を浴びせかけられるような事件が多発しています。 何の予備知識もなく読んだ小説が、期せずして世相とリンクした奇妙な出会い。 読書の快感は味わえましたが、小説の投げかける問題と世相を考えると、春の物憂さが深まります・・・。 疾走 上 (角川文庫)疾走 下 (角川文庫)
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