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help リーダーに追加 RSS 本を読んで泣くということ

<<   作成日時 : 2008/03/06 23:56   >>

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 涕泣(ていきゅう)という言葉があります。


涙を流して泣くこと。 <大辞泉>



 意味はこれ。


 歔欷(きょき)という言葉があります。


すすり泣くこと。 <goo辞書>



 意味はこれ。





 涕泣という言葉は、五木寛之のエッセイを読んでいて出会いました。
 歔欷という言葉は、司馬遼太郎の『燃えよ剣』で。



 どちらの言葉も印象深くて、すぐに辞書で調べました。





 回りくどいイントロダクションですみません・・・
 最近、久々に本を読んで泣いてしまったんです










 城山三郎・著『そうか、もう君はいないのか』がその本です。
 亡き妻の思い出を綴ったこの本を読み、涙ぐんでしまいました。本を読んで泣くなんて、リリー・フランキーの『東京タワー』以来でした。もっとも、『東京タワー』を読んだ時は文字通り号泣! 涙と鼻水で本がグシャグシャになりました。
 今回は鼻の奥がツーンとして、目の前がぼやけるくらい。だからと言って、『東京タワー』の方が優れているというわけではありません。



 奥さんを『天使』、『妖精』と呼び、深い愛情を湛えた文章で書かれた思い出の数々。その奥さんに先立たれ、埋めようのない喪失感が行間から感じられます。
 城山氏の次女が書かれた文章も涙を誘います。母親の死で知った、両親である城山夫妻の愛情の深さ。父親の寂しさと悲しみの深さ。




 「昔はこうだった」なんて馬鹿なことは言いません。今も昔も、親子や夫婦がきれいごとばかりではないと思います。人間の業としか言いようがないような残酷なことが、家族という輪の中でも起こります。それは時代を問わず。
 だからこそ、このような本に人は感動し、涙を流すのではないか、そんなふうに思います。




















そうか、もう君はいないのか
そうか、もう君はいないのか

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