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help リーダーに追加 RSS さむひくも

<<   作成日時 : 2008/02/06 06:25   >>

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 寒い日が続きますね。
 周囲には風邪っぴきさんが大量発生。マスクをした顔がそこらじゅうにいます


 寒さが厳しい日、空を見上げていろんなことを思います。






寒い雲がいそぐ






 うろ覚えですが、種田山頭火の句です。とても好きな一句です。
 

     寒い雲が/いそぐ


     寒い/雲がいそぐ

 
 どこで切るのが正しい読み方なのか分かりませんが、どちらでもいい気がします。
 俳句にそこまで詳しくないので、全くの我流で味わいます。それでいいと思っています。確かにいろんな知識を得て読み返せばより深い味わいを感じることも出来るでしょうが、最初に感じたインスピレーションも捨て難い




うまれた家はあとかたもないほうたる





 『ほうたる』とは蛍の意なんですね。これを”放たる”、つまりほっといて何もしない、と読んだ人がいます。生家は荒れ果てているが、自分はそれを気にかけずそのままにして自分の道を歩んでいる、という意にとったのです。その心を、その人は潔いと感じたそうです。
 実際は跡形もなくなった生家の近くに蛍が飛ぶ光景を詠んだもので、ちょっと感傷的です。
 この句を、潔い句と勘違いして味わっても面白いような気がするのは自分だけでしょうか。

 間違いではあるけれど、その間違いが面白い、邪道とは分かりつつそこに新たな発見があるようで、ただの間違いと片付けられません。



 前述した『寒い雲がいそぐ』ですが、”寒い”は”雲”にかかる修飾語なのでしょうか? それとも単なる形容詞?
 初めて読んだときは”寒い雲”と読みました。
 冬の寒い日は空が高く見えるものです。そんな空に浮かぶ雲、遥か上空で、強烈な風に吹かれて切れ切れになっている雲を”寒い雲”と詠んだのではないか。

 しばらくして、”寒い”で切り、上空の強風に吹かれて雲が散れ散れになっている様を”雲がいそぐ”と詠んだのか、と思いました。
 個人的な主観ですが、こちらの方が荒涼とした情景が浮かびます。

 どちらの読み方も捨て難い・・・。
 我流、邪道は承知。でも、だからこそより深くこの句を味わえ、この句がより一層好きになったのは厳然たる事実です。




 なんてことをつらつら思うのでした。






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