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help リーダーに追加 RSS これは優しさ? おせっかい? 〜古典に学べ!!〜

<<   作成日時 : 2008/02/03 02:12   >>

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ネットサーフィンでいろんな人のブログを見ます。芸能人のブログはあんまり見ません。一般の人(多分そうだと思います。)のブログを拾い読みすることのほうが多い。好みの問題ですけど。

 とあるブログで見た、小さな親切の話
 見ず知らずのおばあさんに温かいお茶を買ってあげる女の子(だと思うのですが。写真を見る限り若そうなので・・・。)の日記でした。
 寒い日にコンビニの前で座っているおばあさんを見て、しばし悩んだ末、お茶を買って渡したそうです。

 これを読んで思い出したのが、志賀直哉の『小僧の神様』。
 もう何年も前に読んだので、細かいところはうろ覚えなんですが。
 確か、丁稚奉公に出ている少年(小僧)を見て、とある青年(中年だったか?)が寿司屋に連れて行き、寿司をたんと食べさせてやるという話だったと思います。
 青年は、いいことをしたにも関らず妙な気持ちになってしまいます。「奇妙な寂しさ」という表現で記されていたでしょうか? よく覚えていませんが、明確な表現でその感情が説明されていなかったように思います。志賀直哉もあえて詳しくは書かなかったのでしょう。
 
 これは偽善と言っていいいのか?
 ある人と雑談でそんなことを話した思い出があります。
 自分は偽善だと言い、ある人は偽善とまでは言えないと主張しました。どちらが正しいのか、結論は出ないままでしたが、はっきりとした結論など出ないでしょう。それでいいと思います。ひとそれぞれの感じ方がありますから。 

 敬愛する志賀直哉の筆は冴えまくり、この短編は巧い結末で締めくくられてています。志賀直哉の代表作のひとつであり、自分も結構好きな一篇です。
 目にしたブログを書いた女の子にも薦めたい一篇ですが、見ず知らずの相手だけに気が引けます。コメント欄に書けばいいのですが、気が進みません。それこそ「小さな親切、大きなお世話」のような気がして・・・
 こんな気持ちも『小僧の神様』の主題のひとつになるんでしょうか(笑)。

 古典といわれるものの優れているところは、このように時代や立場が変わっても、その主題が色褪せずに現代の、そして各々の立場にも当てはめて考えられる点にあると言っていいのではないでしょうか。

 本屋を覗いてみると、古典が新訳や新装版となって新刊の扱いを受け、大きく展開されているのを目にします。古典が見直され、読み直しが盛んになされている?
 実はこのブログも、少しでも古典の読み直しのきっかけになればいいな、と思って書いていたりします。ホントにホントに微力なんですけどね(笑)。
 この現象は単純に嬉しいです
 ブームという一過性のもので終わらず、これが長く続きますように・・・




小僧の神様・城の崎にて
小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫)

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